2024年05月08日
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大人の発達障害カウンセリング~仕事の支障~
認知行動療法カウンセリングセンター広島店では大人の発達障害により仕事上に支障が出る際の改善サポートとしてのカウンセリングを行っています。ASDやADHDによるコミュニケーション上の問題や不注意や仕事上のミスについて認知行動療法を用いたサポートを中心に行っています。今回は実際にどのようなサポートを行っているか解説していきます。
忘れ物が多い、仕事で頻繁にミスをする、何度注意を受けても改善できない、人とうまくコミュニケーションができないなどさまざまな困り感を抱えられカウンセリングに来所されます。発達障害であるからどうにもできない訳ではありません。かといって根性論的な対策もほとんど効果はないでしょう。環境調整や仕組みを意識した対策を行うことで少しでも仕事の支障が軽減できるようにサポートをしていきます。具体的な流れですが、まずは日々の仕事の様子や支障が出る場面を明確にしていきます。ご自身だけで把握が難しい場合にはご家族や職場と連携を行う場合もあります。例えばメモを取らずに説明を聞くことによりミスが生じている場合にはメモをとるなどの工夫が提案されることは多いでしょう。しかし、メモを普段からとりなれていない人にとっては、メモがただ書くもので振り返るものではなくなってしまったり、そもそもメモ自体を忘れてしまうこともあるでしょう。それではせっかくのメモもうまく機能しません。環境調整やツールを活用するにしても、今以上にやることが増えていてはうまくいきません。ツールの活用は便利なように見えてかえって手順を増やしたり複雑化し結果的にミスを増やすことにも繋がります。なるべくシンプルかつ具体的で分かりやくい工夫を行うことが大切になります。主体的に人とかかわることが苦手なのであれば、事前に質問する時間を設定しておく、忘れ物が多いならなるべく荷物から取り出さなくて良いようにしておくなどがそれに当たります。実際は、それぞれのお困りごとをしっかりお聴きした上でお役立てできるサポートをさせていただきます。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
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