2025年02月23日
- メンタルヘルス
- 認知行動療法
広島でカウンセリング|初回は何をする?疑問を解決

初回カウンセリングの目的
カウンセリングを受けようと考えたとき、多くの方が「どんなことを話せばいいのか」「何を聞かれるのか」と不安に感じるかもしれません。初回カウンセリングは、ご自身の状態を整理し、今後どのように進めていくかを考える大切な時間です。
認知行動療法では、一人ひとりの状況に合わせた方法を考えていくため、まずはご自身がどのような状況にあるのかを整理し、どのような考え方や行動のパターンが影響しているのかを確認します。そのうえで、どのような進め方が適しているのかを一緒に考えていきます。
初回カウンセリングの流れ
1. 受付と簡単な説明
ご来室またはオンラインでのカウンセリングの場合、まずは簡単な手続きや説明を行います。お名前の確認やカウンセリングの進め方についてお伝えします。
2. 現在の状況の確認
カウンセラーが質問をしながら、ご自身の今の状態について整理していきます。例えば、
- 悩みの内容や困っている場面
- 影響を受ける場面や時間帯
- どのような行動をとることが多いか
- これまでに試してきた対応や工夫
といったことをお伺いします。
3. 過去の経験の整理
現在の状況に関係している経験について整理します。特定の出来事だけでなく、繰り返し起こるパターンや長く影響している習慣についても確認します。
- 過去に似たようなことがあったか
- そのときどのように感じ、どのような対応をしたか
- 影響が続いていると感じること
4. 行動や考え方のパターンを整理
ご自身の行動や考え方の傾向を整理し、どのようなパターンがあるのかを明確にします。
- どのような状況で特定の行動をとることが多いか
- そのときに浮かびやすい考え方や感じ方
- 同じような反応を繰り返している場面
5. 仮説を立て、ホームワークを設定する
ここまでの話をもとに、「どのようなパターンが影響しているのか」という仮説を立てます。この段階ではすぐに解決策を決めるのではなく、その仮説が正しいかどうかを確かめるためのデータを集めることが大切です。そのために、日常生活の中で意識的に観察し、記録していただくホームワークを設定します。
例えば、
- どのような場面で特定の反応が出るのかを記録する
- どのような考えが浮かんだのかを書き留める
- 1日の出来事を振り返り、気持ちの変化を記録する
といった内容が挙げられます。これにより、次回以降のカウンセリングでより具体的な方向性を考えるための材料を得ることができます。
まとめ
初回カウンセリングでは、ご自身の状態を整理し、どのようなパターンが関係しているのかの仮説を立てます。その仮説を確かめるために、日常生活の中で観察を行い、記録するホームワークを設定します。カウンセリングは、特定の考えを押し付けたり、無理に考え方を変えたりするものではなく、一人ひとりに合った方法を見つけるためのものです。少しずつでも前に進むために、まずはご自身の状況を整理することから始めていきましょう。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、初回カウンセリングを大切にし、一人ひとりに合った進め方を一緒に考えていきます。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
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