2025年08月25日
- 認知行動療法
広島で疼痛の方へのカウンセリング

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
「腰や肩の痛みが何か月も続いている」
「検査では異常がないと言われたのに痛みが消えない」
「薬を飲んでも改善が見られない」
このような慢性的な痛みに悩んでおられる方は少なくありません。
痛みは身体の危険を知らせるサインですが、長引くことで仕事や家事、人間関係、趣味など生活全体に影響を及ぼします。
近年、薬やリハビリとあわせて、心理的なサポート の必要性が注目されています。その代表が 認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:CBT) です。CBTは「痛みを完全になくす」ことを目的とするのではなく、痛みがあっても自分らしい生活を取り戻す ことを支える方法です。
この記事では、広島で受けられる疼痛カウンセリングについて、CBTの視点から詳しくご紹介します。
慢性疼痛とは?
急性痛と慢性痛の違い
- 急性痛:ケガや炎症など原因が明確で、一時的に生じる痛み。治癒とともに改善する。
- 慢性痛:3か月以上続く痛み。原因が特定できない場合も多く、生活に長期的な影響を与える。
痛みの悪循環
慢性疼痛では、以下のようなサイクルが生じやすいといわれています。
- 痛みを感じる
- 「また悪化したのでは」「もう治らないのでは」と不安になる
- 動くことを避ける
- 筋力や身体機能が低下し、活動が制限される
- さらに痛みが強まり、生活の幅が狭まったように感じてしまう
この悪循環を断ち切るには、痛みそのものだけでなく「痛みにどう向き合うか」が重要です。
健康のとらえ方と慢性疼痛
従来は「病気がない=健康」と考えられていましたが、現在は「身体的・精神的・社会的に充実している状態=健康」という視点が重視されています。
つまり、症状があっても生活の質(QOL)を保ちながら暮らせることが健康だと考えられています。疼痛カウンセリングでも「痛みをゼロにする」ことだけを目標にせず、痛みがあっても生活を楽しみ、やりたいことに挑戦できる状態 を支援します。
認知行動療法(CBT)による疼痛カウンセリング
1. 認知の再検討
「痛い=動くと悪化する」といった考え込みが活動を妨げることがあります。CBTでは、自動的に浮かぶ思考に気づき、それがどのように痛みに影響しているかを確認しながら、別の視点も取り入れていきます。
2. 行動の工夫
安静にしすぎると体力が落ち、かえって痛みが強まることもあります。段階的に活動を広げることで「痛みがあってもできること」を増やし、生活を取り戻していきます。
3. セルフモニタリング
痛みの強さ・状況・感情・行動を記録することで、自分に合ったパターンを把握できます。「休みすぎるとつらくなる」「特定の時間帯に痛みが増す」などの傾向を見つけ、対応に役立てます。
4. リラクセーション
呼吸法や漸進的筋弛緩法などを使い、身体の緊張を和らげます。心身が落ち着くと、痛みの感じ方も軽減する場合があります。
5. 感情のケア
慢性疼痛には不安・抑うつ・怒りといった感情が関わることがあります。痛みと感情のつながりを整理し、感情に流されにくくするスキルを身につけます。
カウンセリングの流れ(広島店の場合)
- 初回面接(50分)
痛みの経過や生活への影響、これまでの取り組みを伺います。 - ケースフォーミュレーション
痛みと認知・感情・行動の関係を図式化し、「なぜ悪循環が続いているのか」を一緒に整理します。 - 心理教育
「痛みと脳の関係」「安静と活動のバランス」などをわかりやすく解説します。 - 具体的な介入
- 活動ペーシング(休み方・動き方の工夫)
- 認知の再検討(不安な考え方の見直し)
- リラクセーション(緊張を和らげる習慣づくり)
- 睡眠改善(眠りの質を高める工夫)
- リラクセーション(緊張を和らげる習慣づくり)
- 振り返りと再構築
痛みがあってもできることを増やし、自分らしい生活を取り戻すステップを積み重ねます。
広島でカウンセリングを受けるメリット
当センター広島店は、広島電鉄 小網町駅 徒歩1分 の通いやすい立地にあります。完全予約制でプライバシーに配慮した環境のため、安心してご利用いただけます。
こんな方におすすめです:
- 検査で異常がないと言われたが痛みが続いている方
- 薬だけでは十分な改善が得られていない方
- 痛みが原因で気分の落ち込みや不安を抱えている方
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 薬を飲んでいるのですが、カウンセリングは受けられますか?
A1. はい、可能です。ただし現在お薬を使用されている場合は、必ず主治医の同意を得たうえでご利用いただくことをお願いしています。
Q2. カウンセリングで痛みが完全になくなりますか?
A2. カウンセリングの目的は「痛みをなくす」ことではなく、「痛みがあっても生活できる」力を育てることです。その結果、痛みが軽くなる方も多くいらっしゃいます。
Q3. 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
A3. 個人差はありますが、8〜12回程度で痛みに対する向き合い方や生活の工夫に変化が見られるケースが多いです。
ご予約・お問い合わせ
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
住所:〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分、土橋駅 徒歩3分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
- LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
- 予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
- Webサイト:https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/
まとめ
慢性疼痛は「痛みの強さ」だけでなく、「痛みに対する考え方」や「行動の仕方」によっても影響を受けます。
認知行動療法は、痛みをゼロにすることだけを目標にせず、痛みがあっても生活の幅を広げ、自分らしい毎日を取り戻すこと をサポートするアプローチです。
広島で慢性疼痛に悩まれている方は、ぜひ当センターにご相談ください。
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