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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
このページでは、ストーカー行為を「繰り返さないために何を整えるか」という視点で、再発防止(再び同じ行動に至らないための支援)について、広島の状況も交えながら整理します。

※差し迫った危険がある場合(相手先へ向かってしまいそう/衝動が強い/周囲の安全が脅かされる等)は、カウンセリングの前に警察(110)や最寄りの相談窓口へ連絡してください。被害者の安全確保が最優先です。


広島でも「ストーカー相談」は決して少なくありません

警察庁の公表資料では、全国のストーカー事案の相談等件数は2024年(令和6年)に19,567件と高い水準で推移しています。
同資料では、被害者の多くが女性(2024年は女性86.4%)で、年代は20代が最も多いことも示されています。

そして広島県でも、広島県資料において2024年のストーカー事案の相談等件数が582件と整理されています。
「大都市圏ほどではないから大丈夫」という話ではなく、身近に起きうる課題として捉える必要があります。


「相談が多いのに、検挙は一部」に見える理由

警察庁の資料では、2024年はストーカー規制法違反の検挙が増加している一方で(資料内で検挙状況が示されています)、相談等件数自体が非常に多いことが分かります。
現実には、段階的な対応(注意・警告・禁止命令等)がとられることも多く、統計だけを見ても「相談=すべて即事件化」という構造ではありません。

ここで大切なのは、法的な枠組みだけで“衝動や執着が自然に消える”わけではない点です。
だからこそ「被害者の安全確保」と両立する形で、加害行為に至るパターンをほどき、再発を防ぐ実装(具体策)が必要になります。


再発防止で大事なのは「仕組み」です

ストーカー行為は、次のような流れで強化されやすいと言われます。

認知行動療法(CBT)では、ここを「反省」や「誓い」だけで終わらせず、行動に至る手前で止めるための手順を一緒に組み立てます。


認知行動療法(CBT)で行う「ストーカー再発防止」の中身

広島店では、再発防止の相談として、主に次を扱います(※個別性に合わせます)。

1) 「きっかけ」と「危険な場面」を特定する

いつ・どこで・何が起点になりやすいのかを具体化します。
例:夜間、飲酒後、ひとりの時間、記念日、相手の投稿、特定の通勤ルート など。

2) 受け取り(思い込み)を点検し、現実的な見方を増やす

「相手の気持ちを自分の解釈で確定させてしまう」「自分の不安を“行動”で消そうとする」など、暴走しやすい受け取り方を整理します。
ここでは、善悪の説教ではなく、“その見方が行動を強める構造”を一緒に見ます。

3) 強い感情が出たときの「間」を作る練習

呼吸法などの落ち着け方に加えて、重要なのは行動を起こす前の手順です。
例:「10分だけ別行動」「スマホを別室に置く」「人に連絡する」など、実行できる形に落とし込みます。

4) 行動を“置き換える”計画を作る

「連絡したくなったら〇〇」「会いに行きたくなったら△△」のように、代替行動を具体化します。
ポイントは、本人だけで抱えない設計(協力者・環境調整・連絡手順)です。

5) 再発防止計画を文書化する

「もし〇〇が起きたら、△△する」「危険度が上がったら□□に連絡する」など、迷わない形にします。
必要に応じて、医療・関係機関との連携も視野に入れます。


(参考)社会的に注目された事件が示したこと

2025年に神戸で発生した事件を巡っては、報道の中で「刑罰だけでは再発防止が十分ではないのでは」という論点が扱われ、再発防止支援の重要性が語られています。
当センターでも、同じ方向性として、被害者の安全を最優先にしつつ、行動の再発を抑える具体策を積み上げることを重視します。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 「自分がストーカーをしてしまったかもしれない」と感じた段階でも相談できますか?

はい。行動がエスカレートする前の相談ほど、できる手立てが増えます。
「やめたいのに止まらない」「気づくと相手の情報を探してしまう」といった段階でも、再発防止の整理は可能です。

Q2. 何回くらい通えばよいですか?

目安はありますが、最終的には状況によります。
一般に、再発防止は「理解」よりも「実行できる計画」と「振り返りの積み重ね」が重要なため、一定回数は必要になりやすいです。初回で現状を整理し、目標と進め方をご提案します。

Q3. 被害者側の相談(安全確保や心のケア)も対応していますか?

当センターは認知行動療法の枠組みで、被害による不安や生活上の困りごとの整理にも対応しています。
ただし、差し迫った危険がある場合は、カウンセリングと並行して警察・支援機関の利用が必要です(安全確保が最優先です)。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店のご案内(店舗紹介)

認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、対人関係の行き違いから強い執着が生まれたり、感情の高まりで行動が制御しづらくなったりする状況に対して、状況整理と具体的な再発防止の手順づくりを支援しています。
一人で抱え込まず、まずはご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター広島店
住所:〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分/土橋駅 徒歩3分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト: https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/
LINE(ご相談・ご予約): https://lin.ee/26sKHRK8
お申込みフォーム: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

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