2025年08月01日
- 認知行動療法
広島で喪失感にお悩みの方へのカウンセリング

はじめに
こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
このページをご覧になっているということは、きっと何か大切なものを失い、今も心のどこかにぽっかりと穴があいているような感覚を抱えていらっしゃるのかもしれません。
私たちは、そんな“喪失感”に悩む方々に寄り添いながら、少しずつ気持ちを整理し、これからの時間をどう生きていくかをご一緒に考える支援を行っています。
喪失の形や感じ方は人それぞれ。
「このくらいで相談していいのかな…」と迷う必要はありません。
このブログでは、喪失体験に対する認知行動療法(CBT)の視点を紹介しながら、広島でカウンセリングを検討している方にとっての一歩となる情報をお届けします。
どうか、ご自身のペースで読み進めてみてください。
喪失感とは:心にぽっかり空いた“空白”
喪失感とは、「大切にしていた人・関係・環境・役割などを失ったときに生じる、深い虚無感や孤独感、悲しみ」を指します。日常生活では以下のような出来事がきっかけになることが多いです。
- 家族やパートナーとの死別
- 離婚や関係の断絶
- 長年続けた仕事や役割からの離脱(退職・転職・引退など)
- 病気や事故による身体機能の喪失
- 子どもの独立、ペットとの別れ、住まいや故郷との別離
喪失感は、ただ「悲しい」だけではなく、時に「何も感じられない」「生きる意味がわからない」といった感情の麻痺や、身体の不調としても現れます。
なぜ喪失感はここまで心に響くのか
喪失体験は、単なる出来事の喪失ではなく、「自分の一部が失われたような感覚」を伴うことがあります。
たとえば:
- 「あの人がいてこその自分だった」
- 「この仕事が私の生きがいだった」
- 「ここに住むことが、安心のよりどころだった」
このような体験は、自分という存在の“軸”に関わるため、単に「時間が経てば癒える」とは言い難いのです。喪失後も長く心のなかに痛みが残り、「もう戻れない」という現実に直面する苦しさがあります。
喪失体験にともなう心と体の反応
喪失感によって生じる反応は人それぞれですが、以下のような状態が見られることがあります。
- 深い悲しみや涙が止まらない
- 自分を責める思考(「自分がもっと〇〇していれば…」)
- 強い孤独感や孤立感
- 生活リズムの乱れ(睡眠障害、食欲不振)
- 趣味や仕事への関心の喪失
- 感情の平坦化(嬉しいことがあっても何も感じない)
- 「他人に理解されない」という感覚
これらは喪失後のごく自然な反応である一方、あまりに長く続く場合や、生活に強い支障が出るような場合には、カウンセリングの活用が勧められます。
喪失感が長引いていると感じたら
喪失体験から数ヶ月~数年が経っても、心が前に進まない感覚が残っているという声は少なくありません。
- 日常に戻っているはずなのに、ずっと心が追いつかない
- 何をしても楽しいと感じられない
- 周囲は「もう元気でしょ」と言うけれど、気持ちの整理がつかない
- 「あの人がいない世界で、自分だけが生きていること」に罪悪感がある
こうした状態に、無理に気持ちを切り替えたり、「頑張れば何とかなる」と自分を追い込むことは、むしろ回復の妨げになってしまうこともあります。
CBTでは、「そのままの感情に意味を与える」「今の自分の在り方を理解する」といった作業を通じて、少しずつ「今を生きる土台」を再構築していきます。
認知行動療法(CBT)による喪失感への支援
CBTは、「今、目の前の生活をどのように整えるか」に焦点を当てる心理療法です。喪失の悲しみを否定したり、忘れさせようとするものではありません。
CBTによる喪失感へのアプローチ例
1. 感情の整理と言語化
悲しみ、怒り、無力感、罪悪感…混ざり合った気持ちを“言葉”にして、自分の反応を理解していきます。
2. 自動思考への気づき
「自分のせいだ」「あの人がいない世界に意味はない」といった思考のクセを整理し、現実的な見方を模索します。
3. 小さな行動からの回復
散歩、好きな音楽を聴く、信頼できる人と話す…そんな小さな一歩を積み重ねていくことで、生活に再び“動き”を取り戻します。
4. 喪失と共に生きる意味を見つける
「あの人との時間を抱えながら、今をどう生きるか」。その問いに向き合うことも、CBTの重要な過程です。
よくあるご相談(Q&A)
Q1. カウンセリングでは何を話せばいいのか分かりません
A. 問題ありません。はじめは何も話せない状態でも大丈夫です。少しずつ、言葉を探すところから一緒に始めていきましょう。
Q2. 死別ではなく、離婚や退職のような喪失でも相談できますか?
A. もちろん可能です。喪失の「種類」よりも、「あなたにとってどんな意味を持っていたか」を丁寧に扱っていきます。
Q3. 周囲には理解されません。こんなことで相談していいのか不安です
A. 「誰かに話しても分かってもらえない」という孤独は、喪失感を強くします。理解される経験を持つことは、心を大きく支えてくれます。
広島で喪失感に悩んでいる方へ:ご予約・アクセス
認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、喪失体験に苦しむ方に寄り添い、生活と心の再構築を支援しています。
所在地:〒730-0853 広島県広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分、土橋駅 徒歩3分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
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