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~再発を防ぎ、自分自身を見つめ直すための心理的支援~

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店のスタッフです。

本日は、SNSを通じて未成年の異性に接近し、性的な加害行動に及んでしまった方が、どのように再発防止に取り組むことができるのか、そのためのカウンセリングの進め方についてお話しします。

このような行動には、欲求の強さや道徳心の問題といった単純な話ではなく、孤独感、承認を求める気持ち、衝動性、人間関係スキルの未成熟さなど、さまざまな要素が影響していることがあります。

私たちは、そうした背景を丁寧に整理しながら、再発を防ぎ、社会の中で適切な関係性を築いていくための支援を行っています。


1. SNSを通じた性加害行動を理解するための仮の例

理解を深めるための仮の一例として、次のような流れが想定されます。
これは特定の誰かに当てはまるものではなく、支援の中で見えてきた課題を整理するための架空のシナリオです。

このように、状況・気分・考え方・判断・行動が連鎖して起きることが多くあります。
再発を防ぐためには、この流れを分解し、「どこで止められたか」を一緒に考えることが重要です。


2. 高リスク状況を知ることから始める

まず大切なのは、「自分がどのような場面で行動に向かいやすいのか」を整理することです。
たとえば、以下のような状況がリスク要因となることがあります。

カウンセリングでは、日常の生活リズムや行動記録をもとに、こうした「高リスク状況」の整理を行い、事前の対処を一緒に考えます。


3. リラプス・プリベンション(再発防止)の考え方

再発を「意志の弱さ」ではなく、「対応力や準備の問題」としてとらえるのがリラプス・プリベンションモデルです。

この支援では、以下のようなステップを通じて、再発を予防する力を育てていきます。

ステップ目的
高リスク状況の把握衝動が起きやすい状況を明確にする
初期のサインへの気づきSNSの使い方や気分の変化など、小さな兆しに気づく
代替行動の準備衝動を感じたときにできる、別の行動(例:運動、電話、外出など)を準備
判断パターンの見直し「これくらいなら大丈夫」というその場の考えを一歩引いて捉える習慣をつける
再発時の立て直し万が一の再発に備え、「全てがダメになった」とならず、建て直すスキルを身につける

4. カウンセリングで行うこと

当センターでは、以下のような内容を組み合わせながら、本人の状況に応じた支援を行います。

一人では見つけにくい「行動のパターン」や「再発のサイン」を、専門家と一緒に整理していくことが、継続的な変化につながります。


5. 広島で支援をお考えの方へ

私たち認知行動療法カウンセリングセンター広島店は、広島市中区に拠点を構え、性加害の再発防止支援を行っています。
「誰にも言えない」「自分でも止められない」と感じている方へ、安心して相談できる場を提供しています


ご相談窓口

📍認知行動療法カウンセリングセンター 広島店
〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室

▶︎ 無料相談・カウンセリングのご予約はこちらから(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


認知行動療法カウンセリングセンター広島店

https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/

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