2026年01月03日
- 認知行動療法
心配が止まらない方へのカウンセリング/認知行動療法カウンセリングセンター広島店
こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
日々のご相談の中で、
「とにかく心配が止まらない」
「考えなくていいことまで考えてしまう」
といったお声をいただくことは少なくありません。
今回は、いわゆる心配性について、
「心配をなくそうとしない」という少し視点を変えた対処の考え方をお伝えします。
心配性とはどんな状態でしょうか
「この先どうなったらどうしよう」
「もし失敗したら…」
「最悪の事態になったら…」
こうした考えが次々に浮かび、頭の中で何度も繰り返されてしまう。
このような状態は、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
心配が続くと、気持ちは休まらず、日常生活そのものがしんどく感じられてしまいます。
よく紹介される対処法が、うまくいかない理由
心配への対処として、
- 今ここに意識を向ける
- 浮かんだ考えを「そっか」「へえ」と流す
- 別の感覚に注意を向ける
といった方法が紹介されることがあります。
もちろん、これらが役に立つ場面もあります。
ただ、心配が強い状態のときには、
「そんな簡単にいかない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
なぜなら、心配というのは、
温泉の源泉のように、次から次へと湧いてくるものだからです。
湧いてくるたびに対処し続けようとすると、どうしても疲れてしまいます。
問題は「量」ではなく「温度」
ここで、少し見方を変えてみましょう。
大切なのは、
どれだけ心配が浮かんでくるかではなく、
その心配がどれくらい危険そうに感じられているかです。
同じ量のお湯でも、
- 熱湯であれば触れられない
- ぬるま湯であれば、多少あっても振り回されない
心配も、これとよく似ています。
心配の「温度」が高いほど、
「これは危険だ」「今すぐ対処しなければならない」
と感じられ、私たちは強く振り回されてしまいます。
心配は「予測」にすぎない
そもそも心配とは、まだ起きていない未来を予測している状態です。
「こうなったらどうしよう」という予測に対して、無意識のうちに、
- 事前に備えすぎる
- 起きないうちから対処し続ける
といった行動を取っていることがあります。
しかし、こうした行動が積み重なると、「心配は正しい」「心配は危険だ」という前提が、かえって強化されてしまうことも少なくありません。
心配の温度を下げる方法
―予測と現実を比べる―
心配の温度を下げるために大切なのは、
心配を止めることではありません。
ポイントは、
- 心配は浮かんだままでもいい
- それでも「現実はどうだったか」を確認する
という経験を、意識的に積み重ねていくことです。
たとえば、
- 心配していたけれど、思ったほど大変ではなかった
- 心配どおりのことは起きたけれど、なんとかなった
こうした「予測」と「現実」の差を体験する機会を作っていきます。
繰り返されることで、心配は振り回さなくなる
この経験が繰り返されると、心配そのものの「温度」は少しずつ下がっていきます。
- 心配は浮かぶ
- でも以前ほど振り回されない
- 過剰に備えなくても済む
このような変化が起きてくることがあります。
心配があること自体は、自然な反応です
たとえば、
- 受験の合格発表を待つ間に不安になる
- 結果がすぐに出ないことを心配する
これは、とても自然な反応です。
問題になるのは、日常のあらゆる場面で心配が強くなりすぎている場合です。
そのようなときは、
「心配を消そうとする」よりも、
日常の中で“備えすぎている行動”を少し見直してみる
ことが、結果的に助けになることがあります。
まとめ
- 心配は止めようとすると、かえって強くなることがある
- 大切なのは「心配の量」より「心配の温度」
- 心配は未来の予測にすぎない
- 予測と現実を比べる経験が、心配の温度を下げていく
心配が浮かぶ自分を責める必要はありません。
「浮かぶけれど、なんとかなってきた」という経験を、少しずつ積み重ねていくことが、心配に振り回されにくい状態につながっていきます。
よくあるご質問(Q&A)
Q1.心配はなくしたほうがいいのでしょうか?
A.無理になくそうとする必要はありません。心配は自然な反応であり、大切なのは心配との距離感を調整していくことです。
Q2.自分で試しても、うまくできている気がしません。
A.多くの方が同じように感じます。第三者と一緒に振り返ることで、「予測と現実の違い」に気づきやすくなることがあります。
Q3.カウンセリングでは、どんなことをするのですか?
A.今どんな場面で心配が強くなるのか、どのような行動が関わっているのかを整理し、日常の中で試せる小さな工夫を一緒に考えていきます。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店のご案内
認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、
心配や不安が日常生活に影響している方のご相談を、認知行動療法の視点をもとにお受けしています。
「前向きにならなければいけない」「考え方を変えなければいけない」
といった関わりではなく、
今の生活の中で何が負担になっているのかを一緒に整理していくことを大切にしています。
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