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はじめに:広島の皆さまへ

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
連休が終わったあと、「仕事に行きたくない」「気分が重い」「体がだるい」と感じることは、多くの方に共通する体験です。広島でも、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始といった大型連休のあとに、そうした声をよく伺います。

大切なのは、この気持ちを「自分だけがおかしい」と思わないことです。これは自然な反応であり、誰にでも起こりうるものです。この記事では、なぜ連休明けに気分が落ち込みやすいのか、その理由を整理しながら、認知行動療法(CBT)の視点からできる工夫を紹介します。広島の生活環境に合わせた具体的なヒントも交えていますので、ぜひ参考にしてください。


1. 連休明けに「仕事へ行きたくない」と感じる理由

1-1. 休日と仕事のギャップ

連休中は旅行や趣味、家族や友人との時間など、普段と違う過ごし方をする方が多いでしょう。その自由さや楽しさと、仕事の規則正しい日常との落差が大きいほど、「行きたくない」という気持ちが生まれやすくなります。

1-2. 疲れの蓄積

「休んだはずなのに疲れている」という状態もよくあります。移動や人付き合いで体力を使ったり、非日常的なスケジュールで生活リズムが崩れた結果、疲れがむしろ溜まってしまうのです。

1-3. 生活リズムの乱れ

夜更かしや朝寝坊が続くと体内時計が乱れ、仕事のリズムに戻すのが大変になります。その違和感が「だるさ」や「気分の落ち込み」として表れます。

1-4. 職場でのストレスが再浮上する

人間関係や業務量など、もともと抱えていた負担が連休で一時的に薄れた分、再び向き合うと抵抗感が増すことがあります。


2. 認知行動療法の視点で心を整える

認知行動療法(CBT)では、「思考」「感情」「行動」のつながりを理解することを重視します。連休明けの憂うつも、この枠組みで整理すると対処の手がかりが見えてきます。

2-1. 自動的に浮かぶ考えに気づく

「また毎日が辛い」「自分だけが弱い」といった瞬間的な受け止め方が、気分をさらに重くすることがあります。これらは事実そのものではなく、頭に自動的に浮かぶ“考え”です。そのことに気づき、「本当にそうなのか?」「ほかの見方はないか?」と立ち止まることが第一歩です。

2-2. 書き出して整理する

頭の中で繰り返していることを紙に書くと、曖昧だった不安が整理されます。

といった形で書き出すと、感情と状況が分けて見えるようになり、対処しやすくなります。

2-3. 行動から気分を変える(気分はあとからついてくる)

気分が落ち着いてから動こうとするのではなく、先に小さな行動を起こすことで気分が変わってくることがあります。

例としては、

「気分が先、行動があと」ではなく、「行動が先、気分があと」という発想が、連休明けの重さを和らげる事もあります。


3. 日常でできるリラックスと気分の工夫


4. 認知行動療法カウンセリングセンター広島店からのお知らせ

当センター広島店では、連休明けの憂うつや「仕事に行きたくない」という思いに向き合うためのカウンセリングを行っています。認知行動療法をもとに、実際に生活に取り入れやすい工夫を一緒に考えます。

初回のご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。


5. Q&A

Q1. 「仕事に行きたくない」という気持ちは甘えですか?
A1. 甘えではありません。多くの人が経験する自然な反応です。大切なのは「自分を責めない」ことです。

Q2. 認知行動療法ではどんなことをしますか?
A2. 思考・感情・行動の関係を整理し、生活に取り入れられる工夫を一緒に考えます。実際に行動を少しずつ試す中で、気分の変化を体験していただきます。

Q3. どうしても辛いときはどうすればいいですか?
A3. 気分の重さが長く続き、日常生活に影響が出ている場合は、専門家への相談をおすすめします。広島店でもサポート可能ですし、必要に応じて医療機関とも連携します。


おわりに

広島の皆さま、連休明けに「仕事に行きたくない」と感じるのは、決して特別なことではありません。誰にでも起こりうる自然な反応です。

今回ご紹介した工夫は、「考え方を整理する」「小さな行動を先に起こしてみる」「地域や日常の中でリズムを整える」など、どれも無理なく取り入れられる方法ばかりです。大事なのは完璧にやることではなく、「できそうなことをひとつ試してみる」ことです。

そうした小さな一歩が、やがて「気分が軽くなる実感」につながっていきます。気持ちが重くても構いません。少しずつ取り戻していける道があることを忘れないでください。

もし一人では難しいと感じたときは、どうぞ広島店にご相談ください。一緒に、あなたに合った工夫を見つけていきましょう。

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