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こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。

夫婦関係がうまくいかない背景には、さまざまな要因があります。
価値観の違い、育ってきた家庭環境、仕事や育児の負担、心身の不調など、一つの理由だけで説明できることはほとんどありません

その中の一つの視点として、近年相談が増えているのが
「発達障害の特性が、夫婦関係に影響している可能性」です。

大切な点として、
本記事は

あくまで、
「発達障害の特性が関係している場合、どのようなすれ違いが起きやすいのか」
「その場合、カウンセリングで何ができるのか」
に焦点を当てて解説するものです。


発達障害の特性が関係する場合に起きやすい夫婦関係のすれ違い

「性格の問題」として片付けにくい違和感

夫婦関係の相談の中には、
「努力や話し合いを重ねても、なぜか同じところでつまずく」
というケースがあります。

その背景に、発達障害の特性が関係している場合、次のような特徴的なすれ違いが生じることがあります。

※ここで重要なのは、
「特性がある=必ず問題が起きる」ではないという点です。
あくまで、関係が行き詰まっている場合の一つの理解の枠組みとしてお読みください。


ASD(自閉スペクトラム症)の特性が関係する場合

ASDの特性が関係する場合、次のような点が夫婦関係で課題になりやすいことがあります。

本人に悪意はなくても、パートナー側からは
「冷たい」「無関心」「大事にされていない」
と感じられてしまうことがあります。


ADHD(注意欠如・多動症)の特性が関係する場合

ADHDの特性が関係する場合には、次のような点が問題になりやすいことがあります。

これらが繰り返されると、
「信頼できない」「何度言っても変わらない」
という感情が蓄積しやすくなります。


「特性の問題」と「人間性の問題」を切り分ける視点

発達障害の特性による行動は、
怠慢・性格・愛情の欠如とは別の次元のものです。

しかし、その視点がないまま関係が続くと、

という悪循環が生じやすくなります。

カウンセリングでは、この切り分けを丁寧に行うことが重要になります。


カサンドラ症候群について(関連する概念として)

発達障害の特性をもつパートナーとの関係の中で、
配偶者側が強いストレス反応を示す状態を
カサンドラ症候群と呼ぶことがあります。

これは診断名ではなく、
関係性の中で生じる心理的・身体的負担を説明するための概念です。

などが見られることがあります。


認知行動療法(CBT)と夫婦カウンセリングの役割

「原因探し」ではなく「関係の整理」

認知行動療法では、
「誰が悪いか」
「診断がつくかどうか」
を目的にすることはありません。

を整理し、現実的に変えられる部分を探していくことを重視します。

具体的に行うこと

などを、状況に応じて行います。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 発達障害かどうか分からなくても相談できますか?

はい、可能です。
診断の有無よりも、現在の関係のしんどさを整理することを大切にしています。

Q2. 「発達障害が原因」と決めつけられるのが不安です

当センターでは、特定の見立てを押し付けることはありません。
あくまで一つの視点として扱います。

Q3. 夫婦どちらか一人での相談でも意味はありますか?

あります。
関係性は一方の関わり方が変わるだけでも、変化が生じることがあります。


まとめ

「当てはまるかもしれない」「少し似ている気がする」
その程度の感覚で、十分に相談してよいテーマです。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、
発達特性が関わる夫婦関係のご相談にも対応しています。

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