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雷の音が鳴り始めると心臓がドキドキして動けなくなる──そんな経験、ありませんか? 「雷恐怖」は、子どもから大人まで誰にでも起こり得る、ごく自然な心の反応の一つです。ただし、その恐怖が強すぎて日常生活に支障をきたすような場合、「雷恐怖症」として専門的なサポートの対象になることがあります。

ここ広島でも、夏になると雷雨に悩まされる方が多く、「雷の予報が出るだけで不安になる」「音を聞くたびに身体がこわばってしまう」といった相談が増えています。この記事では、認知行動療法カウンセリングセンター広島店の心理士が、雷恐怖への向き合い方や、心を楽にするためのヒントをわかりやすくご紹介します。


雷恐怖とは?

雷恐怖とは、雷の音や光、あるいは雷が来るかもしれないという予測だけでも強い不安を感じる状態を指します。その怖さは一過性の驚きにとどまらず、逃げ場がないと感じたり、パニックのような身体症状が出ることもあるため、生活に支障が出てしまうケースも少なくありません。

例えば、

といった行動が見られることがあります。

これは「怖がり」だからではなく、心が過去の体験や思考のクセから「雷=危険」と強く学習してしまっている結果ともいえます。


カウンセリングでできること

雷恐怖を和らげていくには、「怖さ」を否定するのではなく、その感情に丁寧に向き合い、少しずつ心の準備を整えていくことが大切です。認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、認知行動療法(CBT)をベースに、以下のようなステップで雷への恐怖と付き合っていくサポートを行っています。

1. 心理教育

まず、「なぜ怖くなるのか」「怖さがどのように維持されているのか」といったメカニズムを心理士と一緒に確認します。仕組みがわかることで、安心感が生まれます。

2. 恐怖に備えるスキルの習得

呼吸法やリラクセーションなど、身体の緊張をほぐす技術を学び、雷の音がしても少しずつ冷静さを保てる準備を整えます。

3. 考え方を見直す

「雷が鳴ったらパニックになるに違いない」「何か悪いことが起こる」といった思考を、現実的で落ち着いた視点に変えていく練習をします。

4. 小さなステップから慣れていく

いきなり雷に向き合うのではなく、雷の音を録音で小さく聞いてみる、天気の映像を見てみるなど、段階的に「慣れる」体験を積み重ねていきます。


よくあるご質問

Q:雷が怖いのはおかしいことですか? A:決しておかしいことではありません。人は大きな音や光に敏感に反応するものですし、雷に対して怖さを感じるのはごく自然なことです。

Q:カウンセリングってどんな雰囲気ですか? A:安心してお話いただけるよう、あたたかい雰囲気でお迎えします。無理に話す必要はありません。

Q:薬は必要ですか? A:薬を使わずに進めることが多いですが、必要に応じて医療機関と連携することも可能です。

Q:どれくらいで不安が軽くなりますか? A:取り組み方や不安の程度によって個人差はありますが、「少し怖いけど大丈夫だった」という経験を積み重ねていくことで、自然と心の余裕が広がっていきます。


広島で雷恐怖に悩む方へ

雷恐怖をひとりで抱え込む必要はありません。

「また雷が来たらどうしよう」と不安を感じている方は、ぜひ一度カウンセリングをご検討ください。認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、あなたの「怖さ」に丁寧に寄り添いながら、日常生活を少しでも安心して過ごせるよう支援を行っています。

オンライン対応も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

あなたが「雷の音に怯えない日常」を取り戻せるよう、私たちは全力でサポートいたします。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店

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