2025年06月12日
- 認知行動療法
【広島で加害強迫に悩む方へ】認知行動療法によるカウンセリングのご案内

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
「車で誰かをひいてしまったのでは…」
「思わず危険なことをしてしまったのではないか…」
「自分の何気ない行動で誰かが傷ついていないだろうか…」
そのような不安が頭を離れず、繰り返し確認や振り返りをしてしまう。
これが 加害強迫(加害恐怖) と呼ばれる状態です。
広島でも、こうした加害強迫のご相談は決して少なくありません。
今回は、当センターで行っている**認知行動療法(CBT)**の考え方や進め方を紹介します。
■ 加害強迫とは?
加害強迫は、強迫性障害(強迫症)の一つに含まれる症状です。
特徴的なのは
- 自分が誰かに害を及ぼしたのではと感じる
- それを確かめたくなる、確認を繰り返す
- 確認しても不安が消えず、また確認を繰り返してしまう
という悪循環が生まれてしまうことです。
たとえば、こんな例があります:
- 運転中に「振動があった=人をひいたかも?」と考え、現場に戻る
- ドアを閉めたあと「誰か挟まっていないか?」と確認に戻る
- エレベーターの扉に「人が巻き込まれていないか?」と繰り返し思い返す
- 仕事の会話で「不用意な発言で相手を傷つけたのでは?」と悩み続ける
現実には起こっていないことに対して、不安が消えないのが加害強迫の特徴です。
認知行動療法(CBT)によるアプローチ
① まずは「症状の仕組み」を整理します
- どんな状況で不安が強まるのか
- どんな考えが浮かぶのか(強迫観念)
- 不安を下げるためにどんな行動をしているのか(確認・巻き込み行動)
こうした悪循環を図式化しながら整理していきます。
これにより「自分がなぜ苦しくなっているのか」が客観的に見えてきます。
② 回避・巻き込み行動を少しずつ整理
確認・謝罪・家族への確認依頼など、負担になっている行動を一つずつ検討します。
すぐにすべてを止めるわけではなく、「まずはここからなら取り組めそう」という小さな目標から一緒に考えます。
③ 認知のクセへの気づきと整理
「悪いことが起きるに違いない」
「もし起きていたら…」
「自分のせいで大変なことになったら…」
といった自責的・過剰予測的な考え方に対して、一緒に整理を進めていきます。
④ 必要に応じてERPも選択
確認行為の頻度や内容によっては**曝露反応妨害法(ERP)**を用いることもありますが、状況に合わせて無理のない範囲から始めます。
⑤ 頭の中の確認(メンタルチェッキング)への介入
実際の行動確認だけでなく、**「頭の中で繰り返し思い返す確認行為」**が中心となるケースもあります。
この場合は、イメージの切り替え・考え方の整理を中心に取り組みます。
よくあるご質問(Q&A)
Q. いきなり不安なことをやらされるのでは?
A. 無理に曝露を強要することはありません。状況に合わせて安全に進めます。
Q. 自分の症状が「加害強迫」かどうかわかりません。
A. 診断名がはっきりしなくても大丈夫です。「確認がやめられない」「自分を責め続けてしまう」などのお困りごとがあれば、ご相談ください。
Q. 通院中でも併用できますか?
A. 可能です。主治医の先生とも連携しながら進めることもあります。
Q. 家族だけの相談も可能ですか?
A. ご本人の状況に合わせてご家族からのご相談もお受けしています。
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認知行動療法カウンセリングセンター広島店
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