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はじめに

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
「つい自分を責めてしまう」「小さな失敗を引きずってしまう」「他人には優しくできるのに、自分にはとても厳しい」──そんな“自己嫌悪”でつらい思いをしていませんか?

自己嫌悪は誰にでも起こりうる感情です。ただ、それが強く続いてしまうと、気分の落ち込みや不安、ひきこもりなどにつながることがあります。一方で、向き合い方次第では、心の成長につながるきっかけにもなります。

当センターでは、認知行動療法(CBT)の視点から、自己嫌悪の悪循環を整理し、より柔軟で健全な自己評価を育むためのカウンセリングを行っています。


自己嫌悪とは?

自己嫌悪とは、「自分のことを嫌だと感じること」です。
人との関わりの中でうまくいかなかったときや、自分の理想像と現実の自分がかけ離れているときに強まりやすくなります。

こうした思いが積み重なると、ますます自分を責める気持ちが強くなってしまいます。


自己嫌悪が生まれる悪循環

自己嫌悪は、考え方・感情・行動の循環の中で強まっていきます。

例:

  1. 失敗する
  2. 「自分はダメだ」と考える(思考)
  3. 恥ずかしさや落ち込みが強まる(感情)
  4. 人を避ける、挑戦をやめる(行動)
  5. 孤立感が強まり「やっぱり自分はダメだ」と感じる

このように悪循環に入ると、抜け出すのが難しくなっていきます。


認知行動療法でのアプローチ

ここでご紹介するのは、あくまで認知行動療法の一部の方法です。自己嫌悪への取り組みには、他にもさまざまな工夫やアプローチがあります。

① 考え方を見直す

「事実」と「自分の解釈」を分けて考え、偏った自己評価を修正していきます。
例:「失敗した=必ず嫌われた」ではなく「相手は気にしていないかもしれない」といった別の見方を持つ。

② 行動で確かめる

避けていたことに小さく挑戦し、「思っていたほど悪いことは起きなかった」と体験を積みます。

③ 記録して客観視する

その日の出来事や感情を書き留め、自分を客観的に見られるようにしていきます。

④ リラクセーション

呼吸法や自律訓練法を取り入れ、感情の揺れに対処する力を育てます。


未来を描くことで自己嫌悪を和らげる

「10年後の自分がどのように過ごしているか」をイメージする未来志向のワークを行うこともあります。
未来の自分を思い描くことで、今の自分を少し優しい目で見られるようになり、「成長の途中なんだ」と感じられるようになります。


当センターのカウンセリングの流れ

  1. 初回面接
     自己嫌悪の背景や生活状況を丁寧に伺います。
  2. 整理と仮説立て
     自己嫌悪がどう強まるのかを一緒に整理します。
  3. 介入(CBTを中心とした実践)
     考え方の修正、行動実験、未来志向ワークなどを実施。
  4. 振り返りと今後の支援
     得られた変化をまとめ、セルフケアにつなげます。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 自己嫌悪はなくすことができますか?
A. 完全になくすのではなく、上手に付き合うことを目指します。気持ちを和らげて、自分を客観的に見られるようになることが大切です。

Q2. 自己嫌悪が強いと病気でしょうか?
A. 誰にでもある感情です。ただし強すぎると心の不調につながることがあり、早めの相談が安心です。

Q3. どのくらい通えばいいですか?
A. 人によって異なります。数回で変化を感じる方もいれば、数か月かけて取り組む方もいます。初回に一緒に見通しを立てていきます。


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おわりに

自己嫌悪は、誰もが抱く感情です。しかし、それに振り回されると心の健康や人間関係に影響してしまいます。
認知行動療法をベースにしたカウンセリングでは、自分を責めすぎず、前向きに生活できるようにサポートしていきます。

広島で自己嫌悪にお悩みの方は、ぜひ当センターへご相談ください。

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