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はじめに

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
「初対面の人と話すのが苦手」「会話の順番が近づくと心臓がドキドキする」「人前で話すと頭が真っ白になる」──
そんな“人見知り”のお悩みを抱えていませんか?

人見知りは「性格」だから仕方ない、と考えている方も多いかもしれません。しかし、心理学的には、認知(考え方)・感情(気持ち)・行動(振る舞い)のパターンが関わっており、その働き方を理解し、練習することで少しずつ変化させることが可能です。

今回は、認知行動療法(CBT)の視点から、人見知りを整理し、関わり方を変えていく方法をご紹介します。


1. 人見知りとは何か──心理学的な整理

一般的には「初対面で緊張する」「話しかけにくい」というイメージがある人見知りですが、心理学的に見ると、次のような流れで不安やぎこちなさが強まることがあります。

  1. 状況
     例:自己紹介をする場、会議での発言順が近づく場、知らない人との食事
  2. 認知(考え方)
     「うまく話せなかったら笑われるかも」
     「変な人だと思われるに違いない」
  3. 感情
     強い不安、緊張、恥ずかしさ
  4. 身体反応
     心拍数の上昇、声の震え、汗、顔のこわばり
  5. 行動
     目を合わせない、話しかけない、短く答える

このサイクルが繰り返されると、「人見知りだから仕方ない」という自己イメージが固定化し、さらに会話や人付き合いを避ける傾向が強まります。


2. 認知行動療法(CBT)での関わり方

認知行動療法は、「考え方」と「行動」を整理・見直すことで、感情や反応に変化を起こすアプローチです。人見知りの場合、次のような方法を組み合わせていきます。

2-1. 認知の再検討

2-2. 段階的な会話練習(曝露法)

2-3. メタ認知トレーニング


3. 当センターでのカウンセリングの進め方(広島店の場合)

当センターのカウンセリングは、すべてマニュアル通りに進めるわけではありません。お一人おひとりの状況に合わせ、次のような流れから必要な部分を組み合わせて進めます。

  1. 初回(50分)での丁寧な聞き取り
     人見知りが日常にどのような影響を与えているかを整理します。
  2. ケースフォーミュレーション(仮説立て)
     「どの場面で、どんな思考・感情・行動パターンが出ているのか」を可視化。
  3. 具体的な介入方法の選択
     認知の再検討、会話練習、曝露法、メタ認知などを組み合わせます。

4. 広島での人見知り相談の特徴

広島市は、ビジネスや学校、地域コミュニティなど、人との関わりが多い都市です。

こうした場面での人見知りは、対人関係の幅や活動の機会に影響を与えることがあります。広島店では、地元の文化や人間関係の距離感も踏まえて支援を行います。


5. よくある質問(Q&A)

Q1. 人見知りは性格だから変わらないのでは?
A. 性格的な傾向はあっても、不安や緊張を強める「考え方」や「行動パターン」は変えることができます。練習によって会話や交流のハードルを下げることは可能です。

Q2. どれくらい通えば効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、2〜3か月で「話せる場面が増えた」と実感する方もいます。焦らず、段階的に進めます。

Q3. 会話が苦手でも始められますか?
A. はい。最初は話すことが難しい方でも、話しやすいテーマから練習します。無理に長く話すことはありません。


6. ご相談方法(広島店)


まとめ

人見知りは「性格だから変えられない」と思われがちですが、認知行動療法を活用することで、少しずつ会話や人付き合いのハードルを下げることが可能です。
広島店では、地元の文化や人間関係の特徴も踏まえながら、安心して取り組める環境を整えています。

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