2025年06月08日
- 認知行動療法
広島でギャンブル依存(パチンコ・スロット・投資・アプリ課金等)へのカウンセリング

◆「気づけば繰り返している」――ギャンブル行動の背景にある仕組み
「もうやめよう」と思ったのに、ふとした拍子にまたやってしまう。
ギャンブル依存に見られる問題は、単なる”意志の弱さ”ではなく、習慣化された刺激反応のループにあります。たとえば「暇」「不快な感情」「金銭の入手」などのきっかけが、脳内で過去の行動と結びついて、自動的に同じ選択肢を繰り返してしまうのです。
この背景には、瞬間的な満足を優先しやすくなる傾向や、結果の予測がうまくできなくなる状況的な心理状態が関係していることもあります。
◆ どんなときに再発しやすいのか?
- 手元に自由になるお金があるとき
- 怒りや孤独感、焦燥感が高まったとき
- 目の前に誘惑(広告・誘い・スマホ通知)があるとき
- 「今回は大丈夫」と思ったとき
このような高リスク状況は、日常の中に何気なく潜んでいます。まずは「再発を誘発しやすいパターン」に気づき、それを可視化することが第一歩です。
◆ 認知行動療法(CBT)で取り組むポイント
私たちが行うカウンセリングでは、以下のような手順でギャンブル行動の構造にアプローチします。
1. 「きっかけ→感情→行動」の流れを整理
行動の前後に何があったのかを記録し、再発の構造を言語化していきます。
2. 「例外」の発見と強化
行かなかった日や、衝動をコントロールできた場面に注目し、その背景にある工夫や環境条件を特定していきます。
3. 行動の選択肢を増やす
“ただ我慢する”のではなく、“他に何ができるか”を具体的に増やし、現実的な代替行動を一緒に考えていきます。
◆ 再発予防(リラプス・プリベンション)の視点
私たちは、再発を「ダメだった証拠」ではなく、「より実用的な対応を学ぶ機会」として捉えます。
- どのような出来事や考えが再発につながったか?
- どの時点で介入できれば違う行動が選べたか?
こうした振り返りを通じて、次に同じ状況が起きたときに、より早く・適切に対処できる力を育てます。
◆ よくあるご質問(Q&A)
Q. 完全にやめないと意味がないのでしょうか? A. 必ずしも最初からゼロを目指す必要はありません。まずは「繰り返さない仕組み」を整えることから始める方も多くおられます。
Q. 投資やアプリ課金も相談できますか? A. はい、可能です。「繰り返す行動にのめり込む構造」はギャンブルと類似しており、CBTの介入が有効です。
Q. 家族がギャンブル依存かもしれません。相談できますか? A. ご本人以外のご相談も対応可能です。ご家族としての関わり方や支援の方法についてもサポートいたします。
◆ まとめ
ギャンブル行動は「やめたい」という気持ちだけでは変えにくい行動のひとつです。
認知行動療法では、現実に即した方法で、仕組みから変えるサポートを行います。
行動パターンの背景を一緒にひもときながら、納得できる日々の選択を増やしていきませんか?
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認知行動療法カウンセリングセンター広島店
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