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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。

新年度が始まって1ヶ月。連休明けのこの時期に「なんとなくやる気が出ない」「仕事や学校に行くのがしんどい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

■ そもそも「五月病」って病気なの?

「五月病」という言葉はよく聞きますが、実は医学的な正式名称ではありません。

診断名としては「適応障害」や「うつ病」などの可能性もあり、あくまで俗称です。

ただし、「環境の変化にうまく適応できず、心身の不調が出やすい時期」という意味では、多くの人にとって見過ごせないタイミングでもあります。

特に広島のように進学・就職・転勤などの人の動きがある都市では、環境ストレスの影響を受けやすい人も少なくありません。

■ 心理士の視点から見る「五月病」

心理士としてクライエントのお話を伺っていると、五月病的な状態の背景には以下のような要因が見られます:

 • 新しい環境に「なじまなければ」と無理をしていた疲れ

 • 周囲と比べて「自分だけうまくいっていない」と感じる落ち込み

 • 「まだ頑張ってないのに、もう疲れてる自分はダメだ」といった自己批判的な思考

これらの思考や感情は自然なものですが、放っておくと心のエネルギーがじわじわと削られていきます。

■ 認知行動療法(CBT)的アプローチ

認知行動療法(CBT)は、「考え方」と「行動」にアプローチして心の回復を促す心理療法です。

五月病に見られるような「やる気が出ない」「自己否定が強くなる」といった状態にも有効です。

たとえば…

 • 自動思考に気づく練習:「どうせ無理」「自分だけダメ」などの思い込みに気づくことが第一歩。

 • 小さな行動から再スタート:全部をやろうとせず、“ほんの少し”の行動から調子を取り戻します。

 • 感情と行動の記録:気分が沈んだときに何をしていたかを記録し、自分なりのパターンを把握していきます。

■ 広島で相談できる場所を知っておこう

「自分のことかも」と思ったら、一度カウンセリングを受けてみるのも良い選択です。

認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、認知行動療法をベースにした、実生活に役立つカウンセリングを提供しています。

オンライン相談にも対応していますので、広島市内に限らず、近郊にお住まいの方もご利用いただけます。

■ 最後に:心の不調は「弱さ」ではなく、「サイン」

五月病のような心の揺らぎは、決して珍しいものではありません。

むしろ、「今の環境に適応しようと頑張っている証拠」ともいえます。

誰かに話すことで見えてくることはたくさんあります。

心にモヤモヤを感じたときは、気軽にご相談ください。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店

https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/

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