2025年04月14日
- 認知行動療法
五月病かも?と思ったら|広島でできるカウンセリング的対処法

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
新年度が始まって1ヶ月。連休明けのこの時期に「なんとなくやる気が出ない」「仕事や学校に行くのがしんどい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
⸻
■ そもそも「五月病」って病気なの?
「五月病」という言葉はよく聞きますが、実は医学的な正式名称ではありません。
診断名としては「適応障害」や「うつ病」などの可能性もあり、あくまで俗称です。
ただし、「環境の変化にうまく適応できず、心身の不調が出やすい時期」という意味では、多くの人にとって見過ごせないタイミングでもあります。
特に広島のように進学・就職・転勤などの人の動きがある都市では、環境ストレスの影響を受けやすい人も少なくありません。
⸻
■ 心理士の視点から見る「五月病」
心理士としてクライエントのお話を伺っていると、五月病的な状態の背景には以下のような要因が見られます:
• 新しい環境に「なじまなければ」と無理をしていた疲れ
• 周囲と比べて「自分だけうまくいっていない」と感じる落ち込み
• 「まだ頑張ってないのに、もう疲れてる自分はダメだ」といった自己批判的な思考
これらの思考や感情は自然なものですが、放っておくと心のエネルギーがじわじわと削られていきます。
⸻
■ 認知行動療法(CBT)的アプローチ
認知行動療法(CBT)は、「考え方」と「行動」にアプローチして心の回復を促す心理療法です。
五月病に見られるような「やる気が出ない」「自己否定が強くなる」といった状態にも有効です。
たとえば…
• 自動思考に気づく練習:「どうせ無理」「自分だけダメ」などの思い込みに気づくことが第一歩。
• 小さな行動から再スタート:全部をやろうとせず、“ほんの少し”の行動から調子を取り戻します。
• 感情と行動の記録:気分が沈んだときに何をしていたかを記録し、自分なりのパターンを把握していきます。
⸻
■ 広島で相談できる場所を知っておこう
「自分のことかも」と思ったら、一度カウンセリングを受けてみるのも良い選択です。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、認知行動療法をベースにした、実生活に役立つカウンセリングを提供しています。
オンライン相談にも対応していますので、広島市内に限らず、近郊にお住まいの方もご利用いただけます。
⸻
■ 最後に:心の不調は「弱さ」ではなく、「サイン」
五月病のような心の揺らぎは、決して珍しいものではありません。
むしろ、「今の環境に適応しようと頑張っている証拠」ともいえます。
誰かに話すことで見えてくることはたくさんあります。
心にモヤモヤを感じたときは、気軽にご相談ください。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
一覧に戻る