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ゲーム依存とは?

近年、スマートフォンや家庭用ゲーム機の普及により、ゲームのプレイ時間が長時間に及ぶケースが増えています。ゲームを楽しむこと自体は問題ではありませんが、日常生活に支障が出るほどプレイ時間が増えたり、ゲームを優先しすぎて学校や仕事、人間関係に影響を及ぼす場合には注意が必要です。

ゲーム依存は単に「ゲームのやりすぎ」という問題ではなく、その背景にはストレスの発散手段の偏りや、他の活動への興味の低下、現実の人間関係での困難さなどが関係していることが多くあります。そのため、単にプレイ時間を減らすことを目標とするのではなく、どのような状況でゲームに没頭しやすくなるのかを整理し、適切な対応を考えていくことが重要です。

ゲーム依存の改善ステップ

ゲーム依存の改善には、現状の整理を行い、どのような要因が関係しているのかを把握することが欠かせません。その上で、無理のない範囲で行動の変化を促していくことが必要です。

1. 現状の整理

まずは、どのような場面でゲームをプレイすることが多いのかを振り返ります。例えば、

こうしたパターンを整理することで、ゲームがどのような役割を果たしているのかが見えてきます。

2. 行動のパターンを分析する

ゲームのプレイがどのような流れで行われているのかを整理します。

この流れを整理することで、特定の条件下でゲームのプレイが習慣化していることがわかります。

3. ゲーム依存のメカニズムを理解する

ゲームが持つ魅力には、達成感、他者との交流、現実逃避の要素が含まれています。特にオンラインゲームでは、ゲーム内の役割やコミュニティの存在が大きな影響を持つため、それがプレイの継続につながることがあります。

こうしたメカニズムを理解し、ゲーム以外での達成感や交流の機会を増やすことが、行動の変化につながります。

4. きっかけの調整と環境の工夫

ゲームをプレイするきっかけとなる環境を見直し、できる範囲で調整を行います。

5. 衝動のコントロール

ゲームをしたくなったときの衝動に対処する方法を考えます。

衝動のピークは時間とともに収まるため、気をそらす工夫が有効です。

6. 思考の整理と柔軟な視点の持ち方

「ゲームをやらないとつまらない」「ゲームでしか楽しめない」といった考え方がある場合、それを見直すことも重要です。

7. 再発防止のための準備

ゲーム依存の改善は、一度で終わるものではなく、長期的な視点で取り組む必要があります。そのため、ゲームをプレイしたくなったときの対策や、再発しそうなときのサインを整理しておくとよいでしょう。

まとめ

ゲーム依存は単に「やめるべきもの」ではなく、その背景にある要因を整理し、適切な対応を考えていくことが大切です。一人ひとりの状況によって適した対策は異なるため、まずは自身のパターンを把握し、少しずつ行動の変化を試していくことが重要です。

認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、ゲーム依存に関する相談を受け付けています。専門的な視点から、無理のない改善方法を一緒に考えていくことが可能です。「ゲームをやめたい」「ゲーム以外の楽しみを見つけたい」と考えている方は、お気軽にご相談ください。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店
https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/

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