2026年05月21日
- 認知行動療法
広島でギャンブル依存に悩む方へ|架空事例から見る認知行動療法カウンセリングの実際
こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
「もう行かないと決めたのに、気づいたらパチンコ店に向かっていた」
「給料日になると“少しだけなら”と思ってしまう」
「負けたあと、“取り返さないと”という気持ちが止まらない」
このような悩みを抱えながら、
「自分の意志が弱いだけなのでは」
と責め続けている方は少なくありません。
しかし、ギャンブル依存は単なる“根性”や“性格”の問題として片づけられるものではありません。
認知行動療法(CBT)では、
「どのような状況で衝動が強くなるのか」
「どのような流れでギャンブルに向かってしまうのか」
を整理しながら、“やめ続けるための仕組み”を一緒に作っていきます。
今回は、広島店で実際に行われるカウンセリングをイメージしていただけるよう、架空事例を用いてご紹介します。
「もう二度と行かない」と決めた翌日に行ってしまう
架空事例:広島市在住・30代男性 Aさん
Aさんは広島市内で営業職として働いていました。
仕事帰りに、
八丁堀方面からの帰宅途中、
ふらっとパチンコ店へ立ち寄ることが習慣化していました。
最初は「気分転換」のつもりでした。
しかし次第に、
- イライラした時
- 仕事でミスをした時
- 給料日
- 一人で時間が空いた時
に、自然とギャンブルへ向かうようになっていきました。
負けるたびに、
「次こそ取り返せる」
「今日は流れが悪かっただけ」
「ここでやめたら損になる」
と考え、気づけば消費者金融から借入をする状態になっていました。
家族にも嘘をつくようになり、
「もうやめよう」と決意しても、数日後には再び行ってしまう。
Aさんは、
「自分は人間としてダメなんじゃないか」
と感じながら相談に来られました。
認知行動療法では「意志」よりも“流れ”を整理する
ギャンブル依存のカウンセリングでは、
「気合で我慢する」
ことを中心には考えません。
むしろ、
- どんな状況が引き金になるのか
- どんな考えが浮かぶのか
- どのタイミングで止まりにくくなるのか
を細かく整理していきます。
広島店でも、最初から
「絶対やめましょう」
だけを繰り返すことは少なく、
まずは“行ってしまうプロセス”を一緒に可視化していきます。
実際のカウンセリングの一例
「行く直前」を細かく振り返る
カウンセラー:
「最後に行った日のことを、できる範囲で振り返ってみましょうか」
Aさん:
「仕事で怒られた日でした。かなりイライラしていました」
カウンセラー:
「そのあと、どんな流れでしたか?」
Aさん:
「帰る途中、“今日は少しだけならいいか”って思ったんです」
カウンセラー:
「その時点では、“絶対に大負けするつもり”ではなかったんですね」
Aさん:
「はい…。むしろ気分転換くらいでした」
このように、
“問題行動の直前”を整理していきます。
すると多くの場合、
【ストレス】
↓
【少しだけならという考え】
↓
【立ち寄る】
↓
【負けを取り返そうとする】
↓
【長時間化】
という流れが見えてきます。
「行きたい衝動」は突然ではない
ギャンブル衝動は、
突然100%の強さで来るわけではないことも多いです。
実際には、
- 軽いストレス
- 暇
- 疲労感
- 給料日
- SNS広告
- 通勤ルート
- 財布に現金がある
など、
小さな積み重ねから始まっていることがあります。
そのため認知行動療法では、
「衝動が爆発する前の段階」
に注目していきます。
広島店でよく行う「引き金」の整理
例えばAさんの場合、整理すると、
- 仕事帰りのルート
- 八丁堀周辺を通ること
- 給料日に現金を引き出すこと
- 一人で帰宅する時間
- ストレス後の“解放感を求める気持ち”
が引き金として見えてきました。
そこで、
- 帰宅ルートを変える
- 電子決済中心にする
- 現金を最低限しか持たない
- 帰宅後すぐ予定を入れる
- 一人時間を減らす
など、
かなり具体的な対策を一緒に考えていきます。
「少しだけなら大丈夫」を検討していく
認知行動療法では、
ギャンブルに関連する考え方も整理していきます。
例えば、
- 「今日は少額だから平気」
- 「今度こそ勝てる」
- 「負けたまま終われない」
- 「取り返せば問題ない」
などです。
もちろん、
「そんな考えは間違っています」
と単純に否定するわけではありません。
むしろ、
「その考えを信じた結果、これまでどうなってきたか」
を一緒に振り返っていきます。
“やめる理由”を見える形にすることもある
衝動が強くなると、
人は合理的な判断がかなり難しくなります。
そのため、
- 借金額
- 家族との関係
- やめたい理由
- 失いたくないもの
をスマホのメモやカードに書いておき、
衝動時に見返せるよう準備することもあります。
「その瞬間に思い出せる仕組み」
を作るイメージです。
「スリップ=全部終わり」ではない
ギャンブル依存の回復で重要なのは、
“1回やってしまった後”
です。
認知行動療法では、
- 一度行ってしまう「スリップ」
- 元の状態に戻ってしまう「再発」
を区別して考えます。
例えば、
「1回行ってしまった」
↓
「もう自分はダメだ」
↓
「どうせなら取り返そう」
↓
「借金・嘘・深追い」
となると、再発が大きくなりやすくなります。
一方で、
「なぜ今回行ってしまったのか」
を早めに整理できると、
被害を小さく抑えやすくなります。
そのため広島店でも、
“失敗を責める”
よりも、
“次にどう備えるか”
を重視しています。
回復とは「衝動がゼロになること」ではない
ギャンブル依存の回復では、
「二度と行きたくならない」
をゴールにするより、
「衝動が来た時にどう対処するか」
を少しずつ身につけていくことが重要になります。
実際、
長くやめていても、
- 強いストレス
- 環境変化
- 孤独感
- お金の問題
などをきっかけに、
再び衝動が強まることはあります。
だからこそ、
“その時にどう動くか”
を準備しておくことが大切です。
広島でギャンブル依存に悩んでいる方へ
ギャンブル依存は、
周囲に相談しづらい問題でもあります。
- 「また行ったの?」
- 「意志が弱いだけ」
- 「自業自得」
と言われ、
さらに孤立してしまう方も少なくありません。
しかし実際には、
「やめたいのに止めにくくなる仕組み」
が存在しています。
認知行動療法では、
その仕組みを整理しながら、
少しずつ生活を立て直していくサポートを行います。
よくあるご質問
Q. ギャンブルを完全にやめないとカウンセリングは受けられませんか?
いいえ。
「やめたい気持ちはあるが止められない」
という段階の方も多く来談されています。
まずは状況整理から始めることも可能です。
Q. 家族だけで相談することはできますか?
はい、可能です。
ご本人への関わり方や、
借金・嘘・再発時の対応などについて、
ご家族からご相談いただくケースもあります。
Q. 一度失敗すると回復は難しいのでしょうか?
そのようなことはありません。
むしろ回復の過程では、
スリップを経験する方も少なくありません。
重要なのは、
「そこでどう立て直すか」
になります。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
認知行動療法カウンセリングセンター広島店
WEBサイト
https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/
ご予約フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
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