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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター広島店です。
当センターでは、広島市を中心に地域の皆さまに寄り添いながら、認知行動療法(CBT)を基盤とした心理的支援を行っています。今回は「母子分離不安」について、その特徴や原因、そしてカウンセリングの流れについて詳しくご紹介します。


母子分離不安とは

母子分離不安とは、子どもが母親や家族などの身近な存在から離れる際に強い不安や恐怖を感じる状態を指します。

小さな子どもにとって「親がそばにいないこと」が不安なのは自然な発達過程の一部です。しかし、この不安が強すぎると、日常生活や登園・登校、人間関係にまで影響を及ぼしてしまいます。

よく見られる行動例

こうした行動が長期的に続くと、子ども自身も苦しみ、保護者も強い負担を感じることになります。


母子分離不安の背景にある要因

母子分離不安の原因は一つではなく、複数の要因が重なり合うことが多いと考えられています。


不安を乗り越える力を育てるために

子どもが不安を感じるのはごく自然なことです。特に幼少期は「自分で危険を判断する力」がまだ未発達であるため、大人に助けを求めるのは当然の行動です。

安心感の積み重ねが成長の土台になる

「親が必ず戻ってくる」という体験を重ねることが、子どもの安心感を強めます。
ただし「ずっと親がそばにいないと安心できない」となると、自分で不安を乗り越える力が育ちにくくなります。

そのため、

親がそばで安心を与えることと、あえて離れて経験を積ませること。その両方が子どもの健やかな心の成長につながります。


母子分離不安へのカウンセリング(認知行動療法の視点)

当センターで実施している認知行動療法(CBT)では、次のようなプロセスを踏んで支援を行います。

1. 成功体験を見つける

日常の中で「一人で過ごせた瞬間」を探し出します。
例:「1分間一人で遊べたね」と具体的に褒めることで、自信を高めます。

2. 子どもの目標を確認する

「次はどうしたい?」と子どもに問い、自分の希望を言葉にしてもらいます。同時に家族のニーズも整理し、両者の合意をもとにステップを決めます。

3. 少しずつ時間を延ばす

数秒→数分→数十分と段階的に「一人で過ごせる時間」を増やします。このとき、「離れても必ず戻る」というメッセージを繰り返し伝えます。

4. 達成を共有して喜ぶ

うまくできたときは親子で一緒に喜びます。たとえ全部できなくても「ここまでできた」と前向きに評価し、次の挑戦へつなげます。

このサイクルを積み重ねることで、子どもは「一人でも大丈夫」という感覚を自分の力で獲得していきます。


広島でのサポート体制

認知行動療法カウンセリングセンター広島店では、

安心して相談できる環境を整えていますので、「一人ではどうしたらいいか分からない」と感じたときにはお気軽にご連絡ください。


Q&A

Q1. どのくらいの年齢から母子分離不安の相談はできますか?
A1. 幼児期から小学生にかけてのご相談が多いですが、中学生や高校生でも「親と離れられない」不安を抱えることがあります。年齢に関わらずご相談可能です。

Q2. 保護者自身も不安が強いのですが、一緒に相談できますか?
A2. もちろんです。親の不安や対応の仕方も子どもに影響しますので、保護者の方へのサポートも大切にしています。

Q3. カウンセリングはどのくらいの期間で効果が出ますか?
A3. 個人差がありますが、段階的に練習を積み重ねていくため、数週間から数か月かけて少しずつ変化が見られることが多いです。


まとめ

母子分離不安は、子どもの成長の過程で多くの親子が直面する課題です。ですが、不安を一歩ずつ乗り越える経験そのものが、子どもの心の力を強くしていきます。

広島で母子分離不安のご相談をお考えの方は、ぜひ当センターまでお問い合わせください。
一緒に安心と自立を育んでいきましょう。


認知行動療法カウンセリングセンター広島店

住所:〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分、土橋駅 徒歩3分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
WEBサイト:https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

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