2025年07月07日
- 認知行動療法
広島で「お酒を飲むと人が変わる」ことに悩んでいる方へ

アルコールと問題行動に向き合うカウンセリングとは
(認知行動療法カウンセリングセンター広島店)
はじめに:「飲むと人が変わる」と言われたことはありませんか?
- 酔うと暴言や暴力的になる
- 飲み会でセクハラ行為をしてしまった
- 翌朝、謝っても謝っても繰り返してしまう
- 自分でもなぜあんなことをしたのかわからない
- 家族や職場で人間関係が壊れてしまった
このようなお悩みを抱えた方から、当センターにはご相談が寄せられています。
「お酒さえ飲まなければ、問題は起きなかったのに」
そんな後悔があるにもかかわらず、同じことを繰り返してしまう…。
この状態を一人で抱えるのは、とても苦しいことです。
アルコールと問題行動、そして「依存症」の影
「飲むと本音が出る」は誤解です
「酔うと本音が出る」と言われがちですが、正しくは、アルコールが脳の抑制をゆるめ、衝動や感情が制御できなくなるのです。
そのため、普段は隠せていた怒り、性衝動、不安、不満などが表に出やすくなり、暴力・暴言・セクハラ・破壊的な言動へとつながることがあります。
繰り返すのは意志の問題ではありません
「今度こそ飲まない」「絶対にもう繰り返さない」と誓ったのに、また問題が起きてしまう。
それは意志の弱さだけが原因ではありません。
飲酒と問題行動が結びついたパターンが定着している可能性があります。
このような状態を繰り返している場合、**アルコール依存(アルコール使用障害)**の可能性も考えられます。
アルコール依存とは
アルコール依存とは、「飲みたい気持ちを自分でコントロールできない状態」です。
次のような特徴が見られる場合、依存の傾向がある可能性があります:
- やめようと思ってもやめられない
- 飲まないと眠れない・イライラする
- 問題が起きていても飲酒をやめられない
- 飲酒によって人間関係や仕事に支障が出ている
ただし、アルコール依存かどうかを診断できるのは医療機関(精神科や依存症専門外来など)です。
当センターでは診断や投薬は行いませんが、「困りごと」として向き合い、変化のきっかけを支援するカウンセリングを行っています。
認知行動療法でできる支援
当センターでは、認知行動療法(CBT)をベースに、以下のようなアプローチで問題行動への支援を行っています。
1. 問題が起きるまでのパターンを整理する
まずは、問題が起きる直前の状況を丁寧に振り返ります。
- 飲酒前にどんなストレスや感情があったか
- 飲酒中にどんな思考が浮かんでいたか
- 問題行動のあと、どんな感情や後悔があったか
こうした情報を一緒に整理していくことで、問題が起きやすいパターンや条件を明確にしていきます。
2. 行動の背後にある思考のクセに気づく
- 「飲まなきゃやってられない」
- 「少しくらいなら平気」
- 「酔っていたから仕方ない」
このような**自動的な思考(自動思考)**が、行動を後押ししていることがあります。
認知行動療法では、それらの考え方に丁寧に目を向け、「現実的で役に立つ捉え方」に修正していくことで、行動に変化を促します。
3. 問題が起きにくい行動パターンを増やす
- 飲酒量や頻度のコントロール
- 問題が起きやすい場面を避ける・工夫する
- 怒りや不安を別の方法で処理する
- 家族・職場とのコミュニケーションの改善
こうした実践的な工夫を支援の中で検討し、無理のない範囲で実生活に組み込んでいきます。
ご家族のご相談も可能です
本人がまだ問題意識を持っていない場合でも、ご家族のご相談を受け付けています。
- 配偶者が飲酒後に暴力・暴言を繰り返す
- 父親の酒癖で家庭が疲弊している
- どう伝えても改善が見られず、無力感がある
こうした場合でも、「家族としてどう関わればいいか」を一緒に考えることで、状況の悪化を防ぐ可能性があります。
カウンセリングの流れ(広島店)
- 無料事前相談(15〜30分)
→ 現状や目的、希望の支援内容をヒアリング - 初回カウンセリング(50分)
→ 状況を丁寧に整理し、方向性を明確にします - 継続セッション(希望者のみ)
→ 月1〜2回ペースで、少しずつ行動や思考にアプローチしていきます
Q&A
Q. アルコール依存かどうかを診断してもらえますか?
A. 当センターは医療機関ではありませんので、診断や投薬は行っておりません。必要に応じて、医療機関へのご相談をおすすめする場合があります。
Q. お酒を完全にやめる必要がありますか?
A. 禁酒を前提にはしていません。「どう付き合っていくか」も含めてご相談ください。無理に制限するよりも、「問題行動が起きないこと」に重点を置いています。
Q. 法的トラブルが関係していても相談可能ですか?
A. はい。弁護士さんと連携した支援や意見書の作成にも対応しております(有料・条件あり)。
認知行動療法カウンセリングセンター広島店について
- 住所:〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
- アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分、土橋駅 徒歩3分
- 営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
- 予約フォームはこちら
- LINEでのご相談も可能です
まとめ
「お酒を飲むと人が変わる」と言われた経験がある方、
「もう繰り返したくない」と願っている方、
あるいは、家族として支える方法に悩んでいる方へ。
私たちは、「依存症かどうか」のラベルにこだわらず、
「今、困っていること」と向き合い、具体的な解決を一緒に考えていきます。
まずは、無料相談からお気軽にご相談ください。
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